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第9回 生産宣言者インタビュー(縄田 伊知郎さん)

熊本 玉名の米所 八十八夜 代表取締役 縄田 伊知郎さん

  
元療養食料理人が育てる安心で美味しい米

 玉名市で、くまもとグリーン農業の「有作くん100」認定「ヒノヒカリ・縄田米」を栽培している『熊本 玉名の米所 八十八夜』。代表の縄田さんの前職は、糖尿病や腎臓病の方の療養食を作る料理人でした。農薬や化学肥料を使わない野菜を使って料理を提供しているうちに、患者さんの体調がどんどん改善されていくのを目の当たりにしたそうです。本当に体に良い食事とはどういうものかを追及していくうちに、食材は自分で作るしかないと考え、3年前に農業へと転職されました。まず取り掛かったのは米作り。熊本で一番美味しく、安心なものにしたいと考え、農薬や化学肥料を使わずに湧き水を使って栽培しています。

どうしても作りたかったこだわりの無農薬米

 縄田さんの奥様の実家が米作りをしていたため、料理人を辞めて農大の新規就農支援研修を受講した縄田さん。研修終了後は、義父の下で農業生活をスタートさせたそうです。「広大な土地でたくさんの米や麦、大豆を栽培していましたが、ずっと根底には、大量生産はできなくても農薬や化学肥料を使わない米を作りたい、という気持ちがありました。」そのことを義父に話したところ、すぐに理解してくれたそうです。それどころか、生活排水が全く入らず湧き水で作っている水田を譲ってもらえることになりました。現在は、ぼかしや菜の花を使って土壌改良を行い、除草も手作業で行うなど、土づくりから栽培、収穫、乾燥まで、安全性と美味しさを徹底的に追求したこだわりの「縄田米」が、手間と時間をかけて大切に育てられています。

くまもとグリーン農業が安全性を後押し

 「自分が自信を持って作ったものを自分で売りたい」と考えた縄田さんは、米袋やリーフレットなどのパッケージデザインにもこだわって販売するようになりました。「そうなってくると、法的な裏付けが欲しいと思うようになりました。表示関係はきちんとしたものをつけたいと思っていたときに、特別栽培米で生産宣言をすると、くまモンのマークも使えると聞いたのです。ぜひシールを使いたいと思い、生産宣言をしました。」今後は有機JASの取得を目指していくそうです。また、米以外にも麦と大豆を作っていて、きな粉や豆乳など、加工品への展開も進めていきたいそうです。「質の良い大豆を作りたいので、そちらでも生産宣言をとりたいですね。」とイキイキと語ってくれました。

これからの農家は消費者と直接つながりたい

 また縄田さんは、生産者と消費者と料理人をつなぐ活動をする「モスコミュールプロジェクト」の発起人でもあります。「ある日、農大時代の同期たちが集まる会合がありました。最初はただの飲み会だったのですが、みんな話すのは農業のことばかり。この先どうしようとか、こういうことをやってみたいとか、話を聞くうちにどんどん楽しくなってきて、みんなで何かしよう!という方向になりました。」
 メンバーは、宇城や阿蘇、天草など県内各所で頑張っている若手農家が中心ということです。また、その時の会場となったのが熊本市にある「銀のさじ」というレストラン。現在はお店とタイアップをして、お客様の前で自分たちの農産物を使った料理を食べていただきながら、自分たちの農産物のプレゼンをするなど、2カ月に1回のペースでイベントを開いているそうです。「最高のメンバーに恵まれて、これからの活動がとても楽しみです。生産しているものがそれぞれ違うので、組み合わせれば加工品を作ったりすることもできそうですね。来年には収穫祭も予定しています。」楽しそうに話す縄田さんの笑顔を見ていると、いつの間にかこちらまでワクワクした気持ちになっていました。今後の活躍を期待します。

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