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グリーン農業の技術について

最新農業技術情報

最新農業技術に関しては以下のページを参照してください。

熊本県農業研究センター

土づくり技術について

土づくり技術について
技術名 内容
土壌診断に基づいた堆きゅう肥等の投入 土壌診断を実施し、土壌の状態に応じた堆きゅう肥等の施用を行う。
稲ワラ・麦稈の鋤込み 稲ワラ、麦稈を鋤込む。
緑肥作物利用技術 休耕期間中に緑肥作物を栽培し、土壌に鋤込む。土壌診断に基づいた緑肥の適正利用を行う。
草生利用による有機物還元 各種草生の有効活用により、有機物還元効果と土壌物理性改善を図る。

化学肥料低減技術

化学肥料低減技術
技術名 内容
局所施肥技術 根圏への施肥を行い、施肥量を低減(側条施肥も含む)。
有機質肥料施用技術 有機質肥料を主体とした施肥体系を導入。
肥効調節型肥料施用技術 緩効性肥料による施肥量と施肥回数の低減。
地域未利用資源の利用 下水汚泥肥料や野草堆肥などの地域資源を活用。
スマート農業技術 スマート農業機械等を活用して化学肥料の使用量を低減。
その他県独自技術 灌水同時施肥技術など

化学農薬低減技術

化学農薬低減技術
技術名 内容
温湯種子消毒技術 種子を温湯に浸漬し、付着した有害動植物を駆除。
機械除草技術 有害植物を機械的方法により駆除。
除草用動物利用技術 小動物の農地における放し飼いにより有害植物を駆除。
生物農薬利用技術 捕食性昆虫、寄生性昆虫、拮抗細菌、拮抗糸状菌等の導入やバンカー植物の栽培。
対抗植物利用技術 土壌中の有害動植物を駆除等する効果を有する植物を栽培。
抵抗性品種栽培・台木利用技術 有害動植物に対して抵抗性を持つ品種に属する農作物の栽培や台木としての利用。
天然物質由来農薬利用技術 有機農産物の日本農林規格(平成17年10月27日農林水産省告示第1605号)別表2に掲げる農薬を利用。
土壌還元消毒 土壌中の酸素の濃度を低下させることにより、土壌中の有害動植物を駆除する技術。
熱利用土壌消毒技術 太陽熱や熱水等により土壌の温度を上昇させることにより、土壌中の有害動植物を駆除。
光利用技術 反射資材、色彩粘着トラップ、黄色蛍光灯、紫外線除去フィルム等の利用。
被覆栽培技術 農作物を資材で被覆する技術。雨よけ栽培、トンネル栽培、防虫ネット利用、袋かけ栽培など。
フェロモン剤利用技術 フェロモン作用を有する物質を有効成分とする薬剤を利用。
マルチ栽培技術 土壌の表面を資材で被覆する技術。
スマート農業技術 スマート農業機械等を活用して化学農薬の使用量を低減。
その他県独自技術 深水栽培技術、マルハナバチ利用技術、移植栽培技術、循環ファン利用技術、浅刈(深刈)整枝技術、高設育苗栽培技術、地表面残さ焼却技術、作付前湛水技術など。

温室効果ガス排出量を削減する技術

温室効果ガス排出量を削減する技術
技術名 内容
省エネ施設・機械やヒートポンプ等の導入 燃油使用量を削減する機械や資材、品種、技術等の導入により、温室効果ガス排出量を削減。
内張・外張の多層化、保温性の高い被覆資材利用
自動環境制御装置の導入
加温期間を短縮する作型の導入や品種の転換、変温管理や局所加温技術導入
水田での中干し期間の延長や秋耕の実施 水田の中干し期間延長や秋耕を実施することで、水田から発生するメタンガスの発生量を削減。
生分解性マルチの利用 生分解性マルチを利用することで、廃プラスチックの排出抑制につながり、温室効果ガス排出量を削減。
不耕起栽培の実施 不耕起栽培を実施することで、土壌中から発生する一酸化二窒素の発生量を削減。
農地へのバイオ炭、緑肥、堆肥等の有機物施用 農地へバイオ炭、緑肥、堆肥等の有機物を施用することで、土壌に炭素を貯留し、温室効果ガス排出量を削減。