化学肥料を30%以上減らし、化学合成農薬も減らす計画にもとづいてつくられています。
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通常より30%以上減
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通常より減
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県知事が計画を認定
1.エコファーマーとは
エコファーマーとは、県が定めた指針に基づいて「持続性の高い農業生産方式の導入に関する計画」を作成し、その計画を知事が認定した農業者の愛称です。
エコファーマーは、認定を受けた計画に基づき、土づくり、減化学肥料、減化学農薬などの持続性の高い農業に取り組みます。
なお、エコファーマー認定の根拠となっていた「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」が令和4年6月30日で廃止されました。そのため、現在認定されているエコファーマーは、計画に記載した目標年度まで認定が継続します。
2.持続性の高い農業生産方式
「持続性の高い農業生産方式」とは、土壌の性質に由来する農地の生産力の維持増進等に資すると認められる合理的な農業生産方式で、次に掲げる(1)~(3)の技術を用いて行われるものです。
(1)土づくり技術
たい肥その他の有機質資材の施用に関する技術であって、土壌の性質を改善する効果が高いもの。以下の4つの技術から1つ以上を選択して導入します。
- 土壌診断に基づいた堆きゅう肥等の投入
- 稲ワラ・麦稈の鋤込み
- 緑肥作物利用技術
- 草生利用による有機物還元
(2)化学肥料低減技術
肥料の施用に関する技術であって、化学的に合成された肥料の施用を減少させる効果が高いもの。以下の4つの技術から1つ以上を選択して導入します。
- 局所施肥技術
- 肥効調節型肥料施用技術
- 有機質肥料施用技術
- その他県独自技術(灌水同時施肥技術など)
(3)化学農薬低減技術
有害動植物の防除に関する技術であって、化学的に合成された農薬の使用を減少させる効果が高いもの。以下の技術から1つ以上を選択して導入します。
- 温湯種子消毒技術
- 機械除草技術
- 除草用動物利用技術
- 生物農薬利用技術
- 対抗植物利用技術
- 抵抗性品種栽培・台木利用技術
- 熱利用土壌消毒技術
- 光利用技術
- 被覆栽培技術
- フェロモン剤利用技術
- マルチ栽培技術
- その他県独自技術{深水栽培技術、マルハナバチ利用技術、移植栽培技術、循環ファン利用技術、浅刈(深刈)整枝技術、高設育苗栽培技術、地表面残さ焼却技術、作付前湛水技術など}