第1回応援宣言者インタビュー(道の駅泗水「養生市場」)
道の駅泗水「養生市場」
グリーン農業を積極的に展開する心強いサポーター
町のシンボルである孔子公園に隣接する道の駅泗水「養生市場」。 ここでは、名前の通り健康に気を配った「安全・安心」な減・無農薬の野菜や果物を販売しています。養生市場は、県内の物産館でいち早くエコファーマーに注目したグリーン農業の先駆け的存在。積極的にエコファーマーの生産者を増やす取り組みをする中で、グリーン農業に着目し、応援者の立場として活動を広げて4年目となります。マネージャーの椿正啓さんにお話を伺いました。
生産者への手厚いサポート
現在、202名の登録農家を抱える養生市場。「生産者には年に1回、減農薬資材の補助をしながら、なるべく農薬を使わずに作ってもらうよう働きかけています。」とのこと。さらに、農産物一つひとつにグリーン農業マークを貼ることで、消費者に一目瞭然となる仕組みを作るとともに、生産者への意識付けにもつながっているようです。
また、養生市場のサポートは、各生産者に直接行うものもあるということです。「最近は、高齢化に伴って、出荷者が減ってきています。私たちは後継者のサポートも含めた活動を行っています。例えば、東京や横浜でどういった農産物が売れているかを調査し、それを生産者に提案して作ってもらうなど。都会で売れるものは価格が高額のため、生産者から喜ばれます。今が旬のズッキーニには、ここ1〜2年で黄色いものや丸いものが出始めましたが、都会でも良く売れているんですよ。」
消費者にも分かりやすいアピール
養生市場では、グリーン農業マークを貼る以外にも、店内にパネルやのぼりなどを飾ることで、しっかりと「グリーン農業を応援する店づくり」を行っています。「そうすることで、お店としての姿勢を消費者の方たちにいつでも分かりやすく伝えることができるのではないかと思っています。」とのことでした。
こうした日々の取り組みが実を結び、「くまもとグリーン農業マークキャンペーン」では、養生市場からの応募数が一番多いという結果も出ています。たくさんの方が安心して農産物を買っているということですね。
グリーン農業で作られた農産物の魅力とは
グリーン農業を行うことで、土壌が良くなり、農産物の美味しさとなって現れるそうです。「糖度だったり、みずみずしさだったり、野菜や果物を食べた時にこそ、本当の意味でグリーン農業の良さが分かると思います。お客さんたちも、それを分かって買いに来られるのではないでしょうか。」
良い野菜の見分け方のポイントも教えてもらいました。例えば人参は、根に近い側が大きく、葉が付いている側が小さいものが良いそうですよ。
最後に、これからの取り組みについて尋ねると「今後も、うちに出荷される農家さんには、必ず全員グリーン農業の生産者として登録をしてもらうよう働きかけていきます。もちろん、サポートも万全の体制で望みたいと思います。農産物にはグリーン農業マークを貼って、安全と安心をしっかりアピールしていきますよ。」とのことでした。
養生市場での取り組みが、今後さらに良い方向に広がっていき、賛同者がどんどん増えることを期待せずにはいられません。