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第6回応援宣言者インタビュー(タカコ ナカムラ)

「一般社団法人ホールフード協会」代表理事 タカコ ナカムラさん

  
農業や環境をまるごと考えるホールフードとくまもとグリーン農業

 「ホールフード」という言葉を聞いたことはありますか。皮も根っこもまるごと食べる「全体食」から生まれた言葉ですが、そこから農業や環境のことまで考える概念を指すようになりました。それを提唱しているのは、「50℃洗い」で一躍その名を広めたタカコナカムラさん。普段は東京と福岡でホールフードをテーマにした料理教室を開いています。11月11日に行われた「地下水と土と安全な農産物を考えるキックオフシンポ」でホールフードセミナーを行ったタカコさんにお話しを伺うことができました。

料理家として、伝道者として「食」をつなぐ

 タカコさんは「自分の毎日の生活を支えてくれているのは生産者たちである」と考えています。そのため、生産者が安全でおいしいものを作り続けるためのサポートをする必要があることを学び、その上で最も大切なことは豊かな自然や環境を守ることだという考えに至りました。タカコさんの料理教室は講義と実習をセットにしていて、料理を教える時間以外に、農業や環境についてしっかり講義で学ぶというスタイルが取られています。「都会で生活をする方にとって、農業は遠い世界かもしれません。頭では理解したつもりでいても、実際の栽培方法などは分かられていない方が多いのではないでしょうか。私は実際に産地や畑にも訪れ、多くの生産者の方と出会っています。だからこそ、その思いや苦労を一般の方よりも分かっていると思っているので、生産者と消費者の間をつなぐ役割をしたいと考えています。」
 消費者に農業をもっと知ってもらいたいとタカコさんはおっしゃいます。生産者から直接伝えるのは難しい面があるので、タカコさんが“農業翻訳機”として生産者の苦労を分かりやすく伝え、それを使った調理方法を教えているのだそうです。「一番美味しい調理法を知っているのは生産者です。それを聞いた上で料理家としてのエッセンスを加えてお伝えするのが私の役目だと思っています。」とタカコさんはおっしゃいます。

見て聞いて食べて、直接ホールフードに触れる

 くまもとグリーン農業推進本部や県などが主催したシンポジウムでは、「安心・安全の農産物でベジブロスをはじめよう」と題し、皮も根っこもまるごと頂く「野菜だしベジブロス」の魅力とその栄養の高さ、作り方や利用法などについて、約1時間の講演を行っていただきました。その中でタカコさんが強調していたのは、安全な野菜を使いたい人が増えることが農業を応援することになるということ、健康で豊かに暮らしたいなら食べ物のことだけでなく、農業や環境のことまで全体を考えることが大切だということでした。シンポジウムの最後には、くまもとグリーン農業の生産者が作った野菜をまるごと使った3種の料理を参加者の方たちに試食してもらいました。初めて食べる「ベジブロス」を使った料理に、会場からは驚きと喜びの声が続々と挙がっていました。

これからも健康と環境を守るくまもとの農業

 タカコさんは、今回のシンポジウムをきっかけとして、くまもとグリーン農業の応援宣言をされています。くまもとグリーン農業については講演を依頼されたときに知ったそうです。「このシンポジウムに携わるまでは、熊本は地下水を使って農業をするということを知りませんでした。農業と暮らしを守る、という考えは素晴らしいことで、そのことに私で役に立てることがあるならと思い、その場で応援宣言をさせていただきました。」
 今後は、熊本で活躍するレストランの社長や、歯科医など、タカコナカムラ料理教室の卒業生と何か一緒にできないだろうかと構想を練っているそうです。「くまもとグリーン農業とホールフードは同じゴールを目指しているのではないかと感じています。熊本の豊かな自然を守るということは、熊本の人たちの健康を守るということ、それは熊本の農業も持続し続けられるということにもつながります。」食べることから農業や環境のことまで、まるごと考えていくホールフードの概念が、シンポジウムを通じてたくさんの人に伝わったように感じました。

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