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第5回応援宣言者インタビュー(中華厨屯知)

「中華厨屯知(ちゅうかちゅうとんち)」代表 佐伯雄二さん

体にやさしい中華料理店のこだわりは地産地消

佐伯さんご夫婦の写真  熊本市北区の清水新地にある、中華料理店『中華厨屯知』。長年にわたり有名中華料理店で腕を振るってきた店主の佐伯さんが、子どもにも安心して食べてもらえる中華料理を提供したいと、6年前にオープンしました。お店の近くには店名の由来にもなっている「防衛省陸上自衛隊北熊本駐屯地」があります。夫婦で営むアットホームな雰囲気と、化学調味料を使用せず、極力油を控えた体にやさしいヘルシーな中華料理が味わえるとあって、連日たくさんの人たちで賑わいます。野菜や肉、調味料に至るまで、地産地消にこだわる店主にお話を伺いました。

目指すところはくまもとグリーン農業と同じ
中華厨屯知さんへのインタビュー動画のサムネイル

  独立してお店を開くことになったとき、地元の食材にこだわろうと決めたそうです。例えば、お米は山鹿・平山産の「ヒノヒカリ」、お肉は県産ブランド肉の「りんどうポーク」や黒毛和牛の「和王」が使われています。また、調味料にもこだわり、地元の醤油や赤酒などが使われています。
  これまで、くまもとグリーン農業に触れる機会がなかったという佐伯さんですが、2年前、偶然出かけた「ゆうきフェスタ」で、初めて詳しくくまもとグリーン農業について話を聞くことができたそうです。「自分が店をオープンするときから県産の食材を使いたいという思いがあったので、これはぜひ宣言したいと思いました。」話を聞いた後、その場ですぐに応援宣言をされたそうです。取材にうかがった時も、お店の目立つ場所に宣言書が掲げられていました。

生産者との関わりを深めてお客様に食材を提供

中華厨屯知さんの料理の写真  使う食材は生産者に直接買い付けに行くという佐伯さん。中には、くまもとグリーン農業の生産宣言をされている農家さんとの交流もあるそうです。菊池市産「水田ごぼう」はその一つで、くまもとグリーン農業の「有機農産物」の表示マークが付けられています。看板メニューの「厨屯知しょうゆラーメン」や、県産黒毛和牛「和王」を使ったサラダにも、このごぼうが使われています。
  生産者のところへ直接買い付けに行くのは、生産者と交流する以外にも目的があるそうです。「交渉してなるべく安く仕入れられると、その分お客様に安く提供できます。安全・安心な料理を少しでも多くの方に味わっていただきたいのです。」ごぼう以外にも、くまもとグリーン農業で作られた野菜を使いたいそうですが、値段や買える場所など、なかなかスムーズにはいかないと言います。「生産宣言をされている方もそうでない方も、良い野菜を作っている方はたくさんいらっしゃいます。皆さんに生産宣言をしていただけると、飲食店側としても非常に助かりますね。」

地元にも県外にも愛される中華料理店を目指して

中華厨屯知さんの外観写真  安全でヘルシーな中華料理を求める常連さんが目立つ中、最近では県外のお客さんも増えてきたそうです。県外の方たちが特に気にされるのは食材の産地。どこで作られたものか、と聞かれることが多いそうです。「みなさん、県産のものだと言うと安心されますね。今後は県産食材の使用だけにとどまらず、もっと地域に密着した料理を提供したいです。」まだまだやりたいことはたくさんあると、少年のような笑顔で答えてくれた佐伯さん。これからも奥様と一緒に二人三脚で頑張っていただきたいですね。

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