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第5回生産宣言者インタビュー(農業生産法人Fukuda Raiz Farm株式会社)

「農業生産法人Fukuda Raiz Farm株式会社」代表取締役 福田浩樹さん

  
栽培も人との関わりも、根底にあるのはライズ(根)の心

 広大な福田農場の敷地内に広がる観光農園。2009年7月に、前身の福田農園から農業生産法人「フクダライズファーム」として発足しました。夏はブドウ狩り、冬はミカン狩りを楽しむ人々で賑わうそうです。ライズとは、スペイン語で「根」を意味します。そこには「栽培は根作りから」「今一度原点に」「根のように広く深い交流を」という3つの願いが込められています。この農園を訪れたら、まず初めにみずみずしい果物を試食することができます。その後、自分たちが欲しい分だけ収穫して買うことができる、量り売りシステムが採用されています。また、この農園で作られた果物は、福田農場で作られている様々な加工品の原料にもなっています。さらにフクダライズファームは、福田農場と同時期に、くまもとグリーン農業生産宣言を行っています。

強い根づくりに必要な肥料は、自然のものを生かして

 水俣は、気候や景観が地中海と似ています。その温暖な気候や潮風は、根づくりにこだわって農産物を育て、美味しい農産物を産み出す条件の一つです。「良い農産物を作るには、いかに良い根にしてあげられるかが重要です。肥料も自然の中のものをどれだけ生かすかを考え、身の回りのものを利用しています。例えば竹をパウダーにしたり、ここで栽培されているミカンの搾りカスなどの利用を進めています。」外部から余計なものをなるべく持ち込まないようにしているのも、こだわりの一つです。
 フクダライズファームで作る果実の形は、不揃いなものも多く見られます。しかしそれは、農薬や化学肥料に頼らない、自然のままの栽培を行っている証でもあります。手間ひまを惜しまず、大切に育てられたミカンなどの農産物を原料にして、またその果実を丸ごと使い、ジュースやフルーツワイン、ドレッシングなど、安全で美味しい製品づくりに取り組んでいます。

水俣から全国に広がる環境にやさしい町づくり

 福田さんは、水俣を公害の町から「来てみたらおもしろい街」に変える活動をしている街おこしグループのメンバーでもあります。このグループには生産者をはじめ、市役所やアパレル、医療・福祉関係の方たちも参加していて、20代から30代を中心に80人程のメンバーで構成されています。不定期ですが東京や東北に出向き、水俣で収穫された無農薬の農産物を販売するマルシェを開催しています。「モノを通して水俣を伝えられないかと思ったのがきっかけです。公害のあった町だからこそ、安全性に配慮したものを出さないと説得力がありません。」マルシェを通して知り合った消費者が、リピーターになる場合もあるそうです。「中には実際に水俣に遊びに来てくれる人もいるんですよ。若い子であればそのままグループに入ってくれるケースも多いです。」遠く離れた地から、水俣の応援をしてくれる心強い仲間たちです。

環境への取り組みを実際に見て触れて、体感して欲しい

 今後について尋ねると「くまもとグリーン農業をきっかけとして、自分にも環境にもやさしい農業がしたいという人がもっと増えていくと嬉しい。」とおっしゃっていました。さらに「フクダライズファームは観光農園ですので、環境への取り組みを間近で見たり体験したりすることができます。また、水俣全体が悲劇を乗り越えて頑張ろうとしている街でもありますので、地域住民との触れ合いも含め、一度足を運んでいただきたいですね。」と最後に力強く語っていただいたのが印象的でした。自分の目で実際に見て、体感することで、環境に対する意識が変わるきっかけになるのかもしれませんね。

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